創立30周年記念事業の第1弾は、かつて鵠沼を拠点に活動を続けた白樺派の文士たちが、鵠沼の後に移り住んだ千葉県・我孫子の文学散歩。「白樺派ゆかりの我孫子を訪ねる」と題し鵠沼を語る会企画、鵠沼郷土資料展示室運営委員会主催で行われ、両グループから37名が参加。創立30周年記念事業の第1弾は、かつて鵠沼を拠点に活動を続けた白樺派の文士たちが、鵠沼の後に移り住んだ千葉県・我孫子の文学散歩。「白樺派ゆかりの我孫子を訪ねる」と題し鵠沼を語る会企画、鵠沼郷土資料展示室運営委員会主催で行われ、両グループから37名が参加
 6月1日、朝8時30分、藤沢市役所本館前から市のバスにて我孫子に向けて出発。大した混雑もなく11時過ぎに我孫子市立「鳥の博物館」前の広場に到着。天気にも恵まれ、まず博物館を見学するグループ、手賀沼を前に弁当を広げるグループに別れ昼時を過ごす。


 その後、旧村川堅固別荘を訪れる。東京からわざわざお越し頂いた孫に当たる村川夏子氏から、別荘と村川堅固氏がそこで過ごされた日々の事についてお話し頂いた。




 さらに白樺文学博物館に足を延ばし文学博物館前の弁天山にある志賀直哉の旧居を見学。そこに設置された「我孫子の家と書斎」の説明板には志賀直哉自筆による旧居見取図などが描かれている。白樺文学博物館では白樺派の文士たちの資料が一堂に納められており、なかなか見応えのあるところであった。

 再度バスに乗り、舟戸の森にある旧武者小路実篤邸を訪れた。暑い日差しのなか小道に咲く季節の花を愛でながら、ちょっとしたハイキング気分に浸り、よく手入れされている旧武者小路実篤邸でしばし寛いだ時間を過ごした。帰路も車の渋滞はなく予定より早い夕方5時に帰藤した。